伊勢街道巡り旅 8.~斎宮

斎宮(さいくう)は、古代から南北朝時代にかけて伊勢神宮に奉仕した皇女(斎王=いつきのひめみこ)の御所として機能していた。現在の三重県多気郡明和町にあり、その跡地は「斎宮跡」として国の史跡に指定されている。

歴史的背景
斎宮の起源は、『日本書紀』によると崇神天皇の時代にまで遡る。天照大神を祀るために未婚の皇女が選ばれ、国亀卜(亀の甲を焼いてできたひびで占う方法)によって決定された。

選ばれた斎王は、京都の初斎院で1年間の潔斎生活を送り、その後、500人を超える大行列「斎王群行(さいおうぐんこう)」を組んで伊勢へ向かった。この旅は20日以上を要し、沿道の村々では大歓迎を受けたと記録されている。

その後、天武天皇の時代(7世紀後半)に正式な制度として確立され、天皇の代替わりごとに新しい斎王が選ばれ、約660年間続いた。

文化的な側面
斎宮は単なる御所ではなく、斎王の生活の場としても重要だった。斎王は「三時祭」(6月・12月の月次祭、9月の神嘗祭)に限り伊勢神宮へ赴き、神事に奉仕した。斎宮には約500人の人々が仕え、広大な敷地に碁盤の目状の区画が並ぶ大規模な施設だった。

現在の斎宮跡
斎宮では、掘立柱建物跡や儀式に使われた土器・青磁・白磁などの高級陶器、木簡(もっかん)、化粧道具や装飾品などが発見されており、斎宮が宗教施設だけでなく、政治や文化の中心でもあったことがわかる。

現在、斎宮歴史博物館ではこれらの出土品や再現模型を通して、当時の斎宮の姿を学ぶことができる。

また、隣接する「さいくう平安の杜」では、平安時代の宮殿の一部を復元した建物があり、訪れた人は当時の雰囲気を体感できる。

毎年秋には「斎王まつり」が開催され、斎王群行を再現した行列が町を練り歩き、古代の伊勢神宮と都をつなぐ信仰の旅路が現代にも受け継がれている。

斎宮
三重県多気郡明和町竹川503

伊勢国一の鳥居 桑名市船馬町
桑名→下深谷→桑名
日永の追分 四日市市追分 四日市→追分→四日市
神戸の見附 鈴鹿市19 四日市→鈴鹿市駅650m
白子港 鈴鹿市白子町 四日市→白子(近鉄20分)
江戸橋 津市栗真町屋町~上浜町 江戸に向かう藩主の見送り
津観音 津市大門32番19号 日本三大観音の一つ
津城跡 津市丸の内27 近鉄津新町駅920m 45分
三井家、小津家、長谷川家 松阪市船江町~京町 松坂商人
斎宮 明和町竹川~上野 斎宮歴史博物館
外宮(伊勢神宮豊受大神宮) 伊勢市豊川町279 近鉄・JR伊勢市駅バス5分
内宮(伊勢神宮) 伊勢市宇治館町1 バス外宮前~内宮前

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