2018-04-24 / 最終更新日時 : 2018-04-24 Tony 文化と歴史 紀州熊野捕鯨船屏風 このほど、那智参詣曼荼羅とともに県文化財に指定された「紀州熊野捕鯨船屏風」は、郷土史家・田中敬忠(1897-1989)の紀州ゆかりの文化財コレクションに含まれていたもので、平成元年(1989)に県立博物館に寄贈された。6 […]
2018-04-23 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 那智参詣曼荼羅が県文化財に 先に紹介した美術工芸品絵画「那智参詣曼荼羅」が、同じく「熊野観心十界曼荼羅」、及び美術工芸品歴史資料「紀州熊野捕鯨船屏風」とともに、このほど和歌山県教育委員会により、県の文化財に指定されました。 今回指定を受けた「那智参 […]
2018-04-07 / 最終更新日時 : 2018-04-07 Tony 民話・神話・伝説 小栗判官の物語 美女に化けた大蛇を懐妊させた後に隠れた罪で、常陸の国(茨城県)に流された美男子、小栗。そこで、美しい照手姫に出会い、強引に婿入りしたところ、怒った父親に小栗は毒殺され、照手姫は川に流されてしまう。一命をとりとめた照手姫は […]
2018-04-05 / 最終更新日時 : 2018-04-05 Tony 民話・神話・伝説 黄泉がえりの湯「つぼ湯」 日本最古の共同浴場と言われる湯の峰温泉の「つぼ湯」は、世界文化遺産でありながら実際に入浴することができる貴重な温泉。2~3人が入れる岩穴から温泉が湧いています。日本に古くから伝わる物語「小栗判官」で、一度死んだ小栗が49 […]
2017-12-14 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「兵生の松若」 安堵山(あんどさん)の麓にあった兵生(ひょうぜ)っていう村での話や。谷間に小さな家々が散らばるところでな、村の衆は助け合いながらつつましく暮らしてた。 ある日のこと、山にこだまするほどの産声をあげながら、大きな男の子が産 […]
2017-12-11 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「ひとつダタラと狼」 せの川付近の庄屋が夜遅く帰って来た時に、狼がいでて庄屋の着物のすそをくわえてひっぱるね。気持悪いけど何処へ行くかしらんと思って、ついて行ったわけなんです。 そしたら、ほら穴があってそこに連れ込んで行くと、こりゃもうこの世 […]
2017-12-06 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「平治川の滝のぬし」 道湯川と平治川は峠をこえた一番近い里で、この辺は美人の生まれる里であった。平治川はもちろん平家方の公家・貴族の落人で、代々気品のある美人が産まれた。 ある年、とりわけ美しい女の子がいた。この子もみんなと一緒にお滝へ参拝し […]
2017-11-29 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「十丈峠のダル」 ダルは飢えた人のあるところで会うという。 おばやんのいとこね、富里から今の十丈へ来たらね、腹へったゆうで、 「めし食え」ちゅうて、やったら、わっぱへ四杯も食ったと。 わっぱゆうたらおひつみたいなものやな。 三合は入るな。 […]
2017-11-27 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「山の神」 この奥に道湯川の集落跡にのぼる道がある。五本松へ上って、下っていく道やけどね。 そこで山仕事しとった。重ちゃんやけどね。多禰重次(たねしげじ)というんや、同級生でね。 いまは、もう死んでしまいました。 そしたら、青い着物 […]
2017-11-25 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「清姫と安珍」 千年あまり昔のこと。富田川のほとりに、真砂(まなご)っていう小さな里があった。まぁ今でもあるけどな。里をおさめていたのは真砂家の当主で、名前は清重。ある時、清重は黒い大蛇に呑みこまれそうになってる白い蛇を見つけた。ほいて […]
2017-11-12 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「ガシランボ」 夏は川にいてゴウライと呼ばれ、冬は山に入ってガシランボと呼ばれる。 体に松やにをぬってな。 私の祖父が椎茸を栽培している木の上を、小っちゃなガシランボが跳んでいるのを見たという。 小っさい子どもみたいなやつだったという。 […]
2017-11-09 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「牛鬼」 牛鬼というのはな、頭が鬼で、首から下が牛みたいな恰好をしているんで、牛鬼というんやと。 川が淵んなっとる処によく牛鬼が出るというんで、昔は暮れ方んなると怖うて淵のあるとこ通らなんだの。牛鬼見ると何やらよくないことあるいう […]
2017-11-07 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「三体月」 ある時、ひとりの猟師が山で大きなイノシシを見つけたんや。 こんな大きな獲物を逃してはならんと、気合いを入れて矢をふりしぼった。 矢はイノシシの腹を見事に射抜いたが、死なん。イノシシはポタポタと血を流しながら山の奥へ走って […]
2017-11-04 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「小栗判官」 小栗判官(おぐりはんがん)は、京都の二条大納言、兼家のひとり息子で評判の美青年。ある時、深泥ヶ池(みぞろがいけ)を通りかかった小栗は、美女に化けた大蛇と出会い、うっかり恋に落ちてしもた。兼家はたいそう怒り、小栗を常陸の国 […]
2017-10-07 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 名字の秘密 「鬼」が付く名字は鬼の子孫? 以前、日本人の名字についての記事をいくつか書いたが、偶然にも、最近NHKで「日本人のおなまえ」という番組が放送されていることがわかった。その中で、強そうな名字の中で「鬼」の付く名字として、奈良県吉野郡下北山村前鬼というと […]
2017-09-27 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 八咫烏⑤~世界の三足烏 三本足の烏についての神話は他の国でもみられる。Wikipediaに記述が見られたので紹介したい。 各国の神話 3本足の鳥の神話は世界に広がっており、太陽と関連付けられていることが多い。 中国 三足烏(さんそくう、さんぞく […]
2017-09-26 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 八咫烏④~三本足の意味 八咫烏の三本足の意味については諸説あるようだが、Wikipediaでの説明がわかりやすいので紹介したい。 三本足の意味 八咫烏が三本足であることが何を意味するか、については諸説ある。熊野本宮大社では、八咫烏の三本の足はそ […]
2017-09-25 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 八咫烏③~「八咫烏」の意味は? 神武東征の時に熊野から大和に導いたといわれる八咫烏は、古事記では「大烏」、「日本書紀」では「頭八咫烏」と表記されている。「八咫烏」の意味はそもそも何なのだろうか?実は諸説あってどれが真実なのかいまだにはっきりとはしていな […]