2017-11-29 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「十丈峠のダル」 ダルは飢えた人のあるところで会うという。 おばやんのいとこね、富里から今の十丈へ来たらね、腹へったゆうで、 「めし食え」ちゅうて、やったら、わっぱへ四杯も食ったと。 わっぱゆうたらおひつみたいなものやな。 三合は入るな。 […]
2017-11-27 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「山の神」 この奥に道湯川の集落跡にのぼる道がある。五本松へ上って、下っていく道やけどね。 そこで山仕事しとった。重ちゃんやけどね。多禰重次(たねしげじ)というんや、同級生でね。 いまは、もう死んでしまいました。 そしたら、青い着物 […]
2017-11-25 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「清姫と安珍」 千年あまり昔のこと。富田川のほとりに、真砂(まなご)っていう小さな里があった。まぁ今でもあるけどな。里をおさめていたのは真砂家の当主で、名前は清重。ある時、清重は黒い大蛇に呑みこまれそうになってる白い蛇を見つけた。ほいて […]
2017-11-21 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 那智参詣曼荼羅 「那智参詣曼荼羅」は、熊野本願寺院に所属した熊野山伏や比丘尼が、庶民への布教と勧進のため、全国に持ち歩いた霊場案内図である。那智参詣曼荼羅図には中世の信仰の様子が描かれている。神仏が習合したこの聖地曼荼羅を見てみよう。 […]
2017-11-16 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 古い新聞記事に思う 友人から、新宮へ帰省した時に持ち帰った古い新聞記事の切り抜きが送られてきた。見ると、半世紀前(昭和41年-1966年)に発行された地元新聞のコラム記事でお題は「お灯まつり余話」とあり、祭りと観光施策についての意見を述べて […]
2017-11-12 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「ガシランボ」 夏は川にいてゴウライと呼ばれ、冬は山に入ってガシランボと呼ばれる。 体に松やにをぬってな。 私の祖父が椎茸を栽培している木の上を、小っちゃなガシランボが跳んでいるのを見たという。 小っさい子どもみたいなやつだったという。 […]
2017-11-09 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「牛鬼」 牛鬼というのはな、頭が鬼で、首から下が牛みたいな恰好をしているんで、牛鬼というんやと。 川が淵んなっとる処によく牛鬼が出るというんで、昔は暮れ方んなると怖うて淵のあるとこ通らなんだの。牛鬼見ると何やらよくないことあるいう […]
2017-11-07 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「三体月」 ある時、ひとりの猟師が山で大きなイノシシを見つけたんや。 こんな大きな獲物を逃してはならんと、気合いを入れて矢をふりしぼった。 矢はイノシシの腹を見事に射抜いたが、死なん。イノシシはポタポタと血を流しながら山の奥へ走って […]
2017-11-04 / 最終更新日時 : 2023-06-17 Tony 民話・神話・伝説 熊野の民話~「小栗判官」 小栗判官(おぐりはんがん)は、京都の二条大納言、兼家のひとり息子で評判の美青年。ある時、深泥ヶ池(みぞろがいけ)を通りかかった小栗は、美女に化けた大蛇と出会い、うっかり恋に落ちてしもた。兼家はたいそう怒り、小栗を常陸の国 […]
2017-11-02 / 最終更新日時 : 2023-08-01 Nishi 健康・病気 鼓膜に違和感② 二カ月ちょっと前、鼓膜に違和感を覚え、耳鼻科に行った話を書いた。今日はその続きとそれに関連しての耳の話を少し書こうと思う。 近所の耳鼻科の先生が指摘した鼓膜の一部に見られた炎症は治まったようだ。痛みはなくなったのでその後 […]