クリスマスリースの由来

クリスマスシーズンになると、お部屋にクリスマスツリーを飾るという方も多いと思いますが、リースを飾るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ドアにかけたり、イーゼルに立てかけたり…。
おしゃれで、そこまで場所を取らないクリスマスリース。そんなリースに込められた意味は主に4種類あると言われています。ここではその4種類をお伝えします。

1:豊作を願う
リースには、常緑の植物が用いられます。
常緑の植物は年間を通して葉を茂らせているため、このことから農作物の繁栄を意味しているとされています。
さらにリースには、松かさやリンゴを装飾することが多いです。
自宅に飾っているリースにも、松かさや小さなリンゴが飾られているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リースを飾っているという方は、ぜひ改めてどんなものが飾られているか見てみてくださいね。
これらは収穫の象徴とされていて、特にリンゴは冬の寒い時期にも収穫ができて、栄養のある作物のため、神への供物としても用いられていたそうですよ。

2:魔除け
リースに用いられる常緑の植物には、モミの木やヒイラギが一般的です。
その中でも、特にヒイラギについてはとがった葉の形状が特徴的で、魔除けの意味があるとされています。

日本で2月に行われる節分では、鬼が入り込まないようにする魔除けの1つとして、ヒイラギとイワシの頭を飾りますよね。
リースと柊鰯(ひいらぎいわし)は、どちらも魔除けの意味があり、考え方が似ているのかもしれませんね。

3:永遠
リースの形は、ドーナツのような輪になっていますよね。
これは、輪になっていて途切れることがないことから、永遠を意味するとされています。
聖書の中で「私はαでありΩである。最初であり最後である」との記載があり、これは神とその愛が永遠の存在であることを表現しているのだそうです。
キリストの永遠の命を願う意味が、込められているとされています。

4:新年の幸福祈願
日本では「クリスマスリース」は「クリスマスの時だけの飾り」というイメージが強いと思います。
カフェやお店で飾られているクリスマスリースはクリスマスが終わると、お正月飾りを飾るために片付けてしまうことがほとんどですよね。
しかし、キリスト教圏のご自宅では、新年の幸福を願って年明けも飾られることが一般的とされているのだそうです。
日本ではクリスマスを過ぎた後もリースを飾っていることは、馴染みがあまりないかもしれませんが「すぐにしまわなくてはいけない」と、いうわけではないのですね。

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