今日の散歩道~ヒメウツギ(姫空木)   

小川の堤で見知らぬオバサンから、「綺麗でしょう」と、声を掛けられた、オバサンは空き地を使って草花の栽培が唯一の楽しみとか。 春のこの時期に、一面に白い小花を咲かせるのが、お気に入りとか。

「沢山咲いているので、良かったら、チョット手折ってくれても良いですよ~」と、勧められて手折ろとするとビックリ、草花と思ってたのに、幹の固い低木でした。花の名前を聞くと「植えた時は知ってたけれど、忘れて仕舞った」との事。

家の仏壇の花が切れていたので、お供えした後、この花木について調べました。この花木の名前は、「姫ウツギ」日本の固有種で、関東以西の日当りの良い山地に自生するユキノシタ科ウツギ属の落葉樹で、花は純白、天に向かって花開くのではなく、5弁の花を地面に向かって下向きに咲きます、

初めはシトラスの様な爽やかな香りで、その後はハニーぽい香になり、古くから人々に愛され、万葉集にも多数詠われている様です。名前の由来ですが、「姫」は小さな植物によく使われる呼称、古代ではこの幹を乾燥
させて木釘として使われ、「打つ木」⇒「うつき」⇒「ウツギ」と変化して「ヒメーウツギ」と、成ったと言うのが通説の様です。

山仲春男

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