父との想い出~5 . 台風

2011年の大洪水とは別に、子どものころ、大きな台風が二度ほどあった記憶があります。一度は、床下浸水、一度は床上浸水だったような気がします。

台風が来るとわかると、各家は、窓に板を打ち付けて窓ガラスが割れるのを防止していました。それらの作業が終わると、親父さんは、いつも出掛けて行きました。はて、こんな台風の日にどこに行くのだろうと不思議に思いましたが、後で聞くといつもの職場に向かったのでした。

台風など災害が発生した時は、鉄道の各駅間で各地の被害状況を確認し合うのが常でした。ある意味では、通常時よりも非常時の役割が大きかったと言えるでしょう。その意味では、みんなの役に立つ仕事をしていたんだとわかり誇りに思えたのでした。

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