久々に目にして

家じまいの一環、神棚じまいで昨日は奈良の田舎に出向きました。
神主に祝詞を上げて貰い、埃まみれの祠を神社に持ち込み、それは追って炊き上げとやらをやってくれるらしい。

終了後、自宅の荷物の整理をしていて、水屋の中の物を、選別というか廃棄に分別作業中に見つけたのがこの石、久し振りの再会です。
現在は廃れた習慣だと思いますが、古来地域の一部では赤子誕生後命名時に、近場を流れる吉野川(紀の川)の川原で拾って来た石で、その赤子の「誕生石」とした。

誕生日には、この石と赤飯をお膳に乗せて。仏壇の前にお供えし、先祖に見守って貰って大人に成長するのを祈願したというもので、母から指示されて仏前に運んだ記憶が残っています。 石にある筆跡は亡母のもの、何となくこの石はその辺に捨てる訳に行かず、自宅に持ち帰りましたが、今後どうするかは決めていません。
他の地域でも、この様な事をやっている所が有るのでしょうか?

山仲春男

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