森本剛史君との思い出~④高校時代

154508蓬莱小学校、城南中学校と進み、彼と私は当然のように新宮高校に入学。通学に少し距離があったので自転車通学ということになりました。このころになると、将来の進む道も少しは考えるようになるものでしょうが、奥手というか子供だったのか私はそれほど真剣に考えたことはなく、ただ漫然と英語を生かせる仕事につきたいと思うようになっていました。

英会話

小さい頃、父親にA、B、Cと見られない文字を教わり、何故か興味を覚え、アルファベットを比較的早く覚えたのがきっかけで、小学校6年生から英語塾に通うことになりました。これが何故か楽しくて、当時学校で借りて読んでいたシャーロックホームズもいずれは原書で読みたいと思い始めていました。塾の石垣先生もちょっと変わった面白い先生で益々英語に魅かれていきました。

剛やんは、私よりももっと早く目覚めて英語に強い関心があり、当時、有名だった松本亨のラジオ英会話を勉強していました。リンガフォンとかの専用テープ(当時はCDではなくテープやソニックシートが一般的だった)もありましたが、高額でとても手に入る代物ではありませんでした。その点、NHKのラジオテキストは数百円だったので小遣いでも買えるので、よし僕もと思ったのです。

外国に行ってみたい、英語を不自由なく話せるようになれば外国人と何でも語りあうことができると、他の勉強はさしおいて英語だけに興味が集中していたころでした。例によってまた剛やんの登場です。

高校のすぐ近くにテレジア教会かあり、それに隣接して幼稚園がありました。もちろんそこに教会があることは知っていましたが、信徒でもない自分が教会に足を踏み入れるという発想はゼロでした。そこが、剛やんの発想の違うところで、外国人の神父さんがいるのだから行けば英語で話しができるので利用しない手はないというのです。

これまで彼の言うことをいろいろと一緒にやってきて楽しいことは多かったけど、後悔するようなことはありませんでした。で、こうして教会通いが始まりました。土曜日だったか、日曜日だったか、数人のグループで毎週通うようになると神父さんもわれわれの訪問を快く迎えてくれました。

当時、その教会には、イギリス人のベテラン神父さんとアメリカ人の若い神父さん(多分修業中)の二人がいました。行くとまず、聖書に書いてあることの勉強を少しして、あとは会話をしたりゲームをしたりで楽しい時を過ごしました。「大統領」という、手と膝をたたいてリズムをとりながら、自分の役割名と誰かの役割名を続けて言う。名前を言われた者は、即座に反応して同じように言わなければいけないというものでした。

日本語でもあるこのゲームの役割名を英語に変えて省略したものを用いました。大統領は「President」なので、略して「Pres」、書記は「Secretary」なので「Sec」というように。ちょっと頭を使うようで難しいと思うかもしれませんが、要は、慣れの問題でした。そうやって、日頃外国人と話すというチャンスがなかなかない新宮の町で、全く新しい世界が続いていきました。

時には、若い神父さんと一緒に電車に乗って遠出して(阿田和だったと思う)、ボーリングをしたこともありました。このようにして高校時代もやっぱり剛やんと関わりながら過ぎていきました。この神父さんとの付き合いで、自分の英会話能力が向上したとは思いませんが、少なくとも、外国人と面と向かって相手の目を見て話をするということは確実に身についたように思います。怖気づくことがなくなりました。

英会話の方は、中学生の頃から、剛やんがやっていたラジオ英会話、その後テレビ英会話(初級が田崎清忠、中級が同時通訳者で後、参議院議員となった國広正雄)と移り結構続けて受講しました。後々社会人になって貿易の仕事で英会話が必要になった時、この頃に覚えた例題の決まり文句がすらすら出てきたのには驚きました。やはり無駄ではなかったと思いました。少しでもしゃべれるようになったのは、剛やんからの刺激のお蔭だと思っています。

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森本剛史君との思い出~④高校時代” に対して2件のコメントがあります。

  1. まるき より:

    テレジアで英会話能力が上がったとは思わないが、に笑いました。ヒアリング能力が上がったとも思えませんでした。受験には役立たないけれど、楽しかったから、リクレーションかな。懐かしい大切な思い出であることは確か。友情は今も。アイルランド人神父との交流で、ふと心に留めた言葉が、歴史を学ぶ大学時代に意味深く蘇りました。後にわかる価値、でした。教会と友人達と親(許可と謝金)に感謝しております。

  2. yatagarasu より:

    まるきさん、コメントありがとうございます。
    いまだに、剛やんから、ふと何か新しい提案があるような気がしています・・・。

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