高尾山体験記(6)富士浅間社

高尾山にある富士浅間社は、山岳信仰の一環として高尾山薬王院の境内に位置する重要な神社である。

主な概要と特徴

  • 正式名称: 高尾山薬王院 富士浅間社
  • 所在地: 東京都八王子市高尾町2177(薬王院境内、奥之院不動堂の裏手
  • 主祭神: 浅間大神(あさまのおおかみ)
    ​浅間大神は、富士山の神であり、一般的には木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)として知られている。火の神としても信仰されている。
  • 神仏習合: 仏教寺院である薬王院の境内に鳥居を持つ神社があることは、神仏習合の伝統を今に伝える高尾山の特徴の一つ。
  • 歴史的背景: 戦国時代、北条氏康によって、敵国配置などの事情から富士山へお参りに行けない人々のために、富士山が見えるこの高尾山に富士浅間大菩薩が勧請されたのが始まりとされている。富士山へ行かなくても、ここで同じご利益を得られるようにという願いが込められていた。また、江戸時代に富士登山が女人禁制だった頃、女性たちの富士山遥拝の対象としても重要な存在であった。

ご利益:浅間大神を祀ることから、主に以下のようなご利益があるとされている。
・火災除け
​・災害防止
​・商売繁盛
​・家内安全
​・縁結び・恋愛成就(火の力にあやかるとされる)

場所と見どころ
富士浅間社は、薬王院の奥之院不動堂のすぐ裏手に鎮座している。
社殿: 静かな森の中に佇む木造の社殿で、周囲の自然と調和した美しい環境にある。
鳥居: 神社の入り口には美しい鳥居があり、神聖な空間への入り口を象徴している。

​高尾山に登頂する際には、薬王院の本社や奥之院と合わせて、この富士浅間社も参拝されることが多い。高尾山と富士山信仰の深いつながりを感じられる、特別な場所である。

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