ワインとチーズ~相性(マリアージュ)

子供の頃はチーズが好きになれなかった私ですが、ワイン好きの友人と付き合うようになってチーズを一緒に楽しむことを覚えました。ただ、まだまだ経験が少ないので未だにいろいろと試しているところです。

そもそも、ワインとチーズはいつごろからどのように合わせられてきたのでしょう。同じ発酵食品であることで、相性がよいのはよくいわれることですし、化学的にも、チーズのタンパク質がワインのアルコールに付着して吸収を弱める効果があるそうです。二日酔い対策になるということなら酒の友としてぴったりといえますね。

薀蓄は抜きにしても旨いのなら食べない手はありません。では、どんなチーズがどんなワインに会うのでしょうかでしょうか?チーズをいちから勉強し直してみたいと思っています。そして、チーズとワインのマリアージュを探してみることにしました。調べてみたので、その結果を報告することにしましょう。

フランスの基本4原則
ワインとチーズを合わせる時、生産大国であるフランスには、基本の4原則があります。

同じ地方で生産されたワインとチーズを選ぶとよい。ワインとチーズは、同じ地方で生産されたものか、より近い地方のものを選べば相性が良い。
2 チーズには赤ワインが合わせやすい。フレンチやイタリアンのフルコースの後でチーズを食べるのが基本。メインに合わせたワインの残りをチーズに合わせるのだから赤ワイン。
3 熟成して複雑なブーケの銘醸ワインには、ブーケより強すぎない、邪魔しないチーズを選ぶべき。よく熟したチーズを。
4 塩分の強いチーズには酸味のあるワインを。脂肪分の高いチーズには渋みのあるワインを選ぶ。ワインの酸味が塩分を調和、タンニンがチーズの脂肪をまろやかにする。

タイプによる相性

フレッシュ プレーンには、やや酸味のある辛口の白、フルーティで軽やかなロゼ、やや甘みのある白も。スパイス入りには軽やかで果実香のある赤、辛口の白。乳酸タイプには辛口で味わいのある白、フーティなロゼ。
白カビ 熟成するとクリーミーな味わいになる白カビタイプには、上品な辛口の白。コクのあるしなやかな赤、ミディアムボディの赤。マイルドなものには、軽い赤、フルーティな白、赤、やや甘口の白
青カビ 塩気を中和させてくれる甘口の白ワイン(貴腐ワイン)、ポートワイン。コクのある赤、フルボディの赤。表皮を白カビで包んだものにはコクのある赤、フルーティでやや甘口の赤、軽い赤。
ウォッシュ 熟成しているものにはコクがありボディの厚い上質な赤、フルボディの赤、荒々しい男性的な赤、コクがありスパイシーな赤。あまり熟成していないマイルドなものには軽い赤、フルーティな赤、辛口の白
シェーブル 山羊のチーズの独特な風味と酸味に対しては、フルーティな辛口の白、フルーティな赤、軽い赤、ロゼ。表皮が白カビに覆われたマイルドなものには酸味のある辛口の白、軽めの赤、甘口の赤、爽やかな白、赤。
セミハード 比較的どんなワインにも合う。しかし熟成期間により選ぶ必要がある。若いものには軽めの赤、軽いフルーティな赤、マイルドな赤、軽いフルーティな白。熟成が進んだものにはボディがしっかりした赤、コクのある赤。
ハード ほとんどが熟成させることで力を発揮するので、ワインも熟成させたタイプの白、ミディアムボディかフルボディの赤。マイルドタイプには、フルーティな白、辛口の白、軽めの赤。

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