今日の散歩道~希少な水田

急速に開発が進み、吹田市では希少となった水田の田植えが終わりました、田植えが終わったばかりで早苗が貧弱そうにみえますが、2~3週間で「分けつ」が始まり、最終的には茎が20本前後となります。 我が家の周辺に残る唯一の水田なので気に成って、通りすがる度に眺めますが、農作業をしている人を見掛けた事は有りません。

多分高齢の方が、先祖伝来の田圃なので、もう一年、もう一年の繰り返しで世話を続けているのでしょうが、今後どれだけ継続出来ることやら。

この時期に、奈良の田舎に帰ると、荒起こしした田圃に溜池からの水を引き込み水田の準備をすると、どこから湧いてきたのかカブトエビが大発生、夜間にはビックリするほど沢山のカエル達の大合唱が聞こえ、ホタルが糸を引くような光を放ちながら飛びかっていたものです。

はるか昔、今のマンションに入居した頃、周辺にはまだ水田が有って、田植えが終わる頃には、奈良の田舎程のスケールでは有りませんが、見下ろす稲田からカエルの鳴き声が聞こえ懐かしい想いで一杯になったものです。 その場所には、今や戸建て住宅が密集しています。

山仲春男

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