今日の散歩道~ギョリュウ(御柳)
梅雨独特の雨が降ったり止んだりする日が続いています、我が家のすぐ近くに、応神天皇の時代に遷都された難波宮を建立時、その瓦生産の中心地だった窯跡の遺跡が、吹田市に保存されています。
その周辺にこの珍しい木が、街路樹として植えられているのです、知ってる限りでは、この場所以外に大阪で目にした事はありません。
細長い松葉の様な、針状の葉をつけ、枝先には初夏の頃に1ミリ程の桃色の花を沢山咲かせる姿は、繊細で優美なものです。そして冬期には紅葉の後,葉を落とします。
この木は、中国北部からモンゴルにかけての乾燥地が原産で、現地では「ギョリュウが咲くと、夏はもうすぐそこまで」との、ことわざが有るそうです。
日本には、江戸時代の中期に伝わった様です、一般的には英語名の「タマリスク」の方が、馴染みのある呼名なのかも知れません。
山仲春男