伊勢街道巡り旅~街道グルメ(3)天むす
伊勢路の旅では、各地の地元グルメも楽しみの一つである。伊勢街道のグルメを、何回かに分けて紹介しています。
天むす
天むすの発祥地は三重県津市!
天ぷら入りおむすび「天むす」は、今では名古屋名物として知られているが、実は三重県津市が発祥。誕生の背景には、夫への愛情が込められた心温まるエピソードがある。
発祥の店「千寿」
1950年代、津市の天ぷら定食店「千寿」で誕生する。
店主の妻・水谷ヨネさんが、忙しい夫のために車海老の天ぷらをおむすびに入れたのが始まりだった。
常連客に裏メニューとして提供するとこれが大好評となり、 正式にメニュー化することに。
1959年には天むす専門店として営業開始した。
名古屋への広まり
1980年代、名古屋の藤森夫妻が「千寿」の味に感動し、のれん分けを希望した。一ヶ月にわたる交渉の末、「世間に広めないこと」を条件にレシピを伝授することに。1981年、名古屋に「千寿」開店 → 口コミとテレビ番組で人気が爆発した。
芸能人の手土産としても話題になり、名古屋めしとして定着した。
天むすの特徴
具は海老の天ぷらが定番(アカシャエビなど)ひと口サイズで食べやすい。
海苔の巻き方は、美智子さまのストールの巻き方に着想を得たという説もある。
付け合わせは「きゃらぶき」が定番(沢庵ではなく、フキの佃煮)
今ではコンビニや駅弁でも見かける天むすだが、元祖の味は三重県津市の「千寿」で味わえる。
名古屋名物として親しまれながらも、三重の心が詰まった一品である。


