爆笑エピソード~9. ミスターの麻雀の腕前は?
麻雀に関するエピソードも限りなくあるが、おぼえ始めたのは大学時代であった。
そのころから自分の手作りだけに没頭するあまり、他の三人の動静を見ようともしない。リーチがかかっていることさえ気づかず、これではカモになるのは当然。
ジャイアンツの一員になってからもそのままの雀風だったため、負け続けた。その当時、(60年前後)、麻雀の借金総額が300万円を超えたそうだから驚かされる。いまの金額に換算すれば、10倍はくだらない!?
あまりの大金なので、見かねた川上哲治監督が勝ち組みのところにまわって借金を帳消しにするよう画策したらしい。
長嶋と麻雀卓を囲めば、かならず勝てることから、ついたニックネームが「小遣い配給係り」。このあだ名は65年に亜希子夫人と結婚するまで続いた。
小遣い配給時代は、遠征先でも麻雀に明け暮れた。寝具を座布団がわりに敷いて麻雀を打ち始めたところ、長嶋の捨てた牌だけ異様に黒い。原因はたばこの灰を布団の上に撒き散らした末に、焼け焦げの穴に指を入れてたばこの火を消していたからだが、そのままの黒い指で牌をつまんでいたのだった。


