シニアでこそのデジタルライフ15~グループLINEの活用

数あるスマホアプリの中でLINE(こちらで紹介済み)を知らない人は少ないであろう。最近の普及状況をみると、主要4カ国(日本、インドネシア、タイ、台湾)のユーザー数は1億7,600万人となっている(2022年8月発表)。リリースされるやいなや猛烈なスピードで広まり、利用者の人気を不動のものとした代表的な通信ツールである。

最初に友だち登録しておけば、ワンタッチで相手を選び直ぐに本文を書き始めることができるところがメールより便利と人気がある。しかも電話が無料で使え、更にビデオ通話まで出来てしまうという願ったり叶ったりのツールなのだ。

LINEには、個人同士の利用の他にグループでの利用法がある。登録された個人の中から何名かを選びいくつでもグループを作ることができるのだ。グループLINEとはどのようなものなのかを分かりやすく理解するために、今回は私の周りで実際に行われている利用実例を具体的にみてみよう。

1.学生時代の同級生グループ
学生時代の同級生でLINEグループをつくり、日々更新している例は多い。ハイムのひろばで「シンゴのほぼ日めくり川柳譚」の中にLINE編というものがあるのがよい例だ。私自身も大学時代のサークルの仲間のLINEグループに参加しており、時々連絡を取り合っている。既に古希を超えた男女計8名が50年以上前と変わらず交わす日常会話がそこにある。

2.同郷のグループ
 高校まで生まれ故郷で通っていた私は、少、中、高校時代の同級生を中心に10名程度のグループを持っている。田舎に残った者と全国に散らばった者とが、机を並べていたころに戻って会話している。当然方言もでるし、それがまたいい。

3.趣味のグループ
 家内は、通っているスポーツジムの先生から習って覚えたヨガを、毎週一回、友人3名に約1時間かけて教えている。4名のメンバーが住んでいるのは、東京、神奈川、千葉、茨木とかなりの距離がある。言葉だけでは伝えられないものを長時間に亘ってビデオ電話を使って実現している良い例となっている。

以上は、たまたま私の周りで見かけることのできる例だが、うまく使えばいろいろなケースで利用できることが分かると思う。

この種のツールとして、他には、ZOOM、Microsoft Teams、Google meetなどがあり、ビジネスシーンを中心に利用されることが多い。ただ、いずれも使いこなすには少しだけスキルが必要だ。その点、グループLINEは最も使い易く、IT関連知識に特に詳しくなくても、スマホが使えれば使いこなすことができる。参考になれば幸いである。

ヤタガラス

 

 

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