高尾山体験記(8)飯縄権現
高尾山の信仰の中心である飯縄権現(いづなごんげん)は、高尾山薬王院の御本尊であり、
飯縄権現の概要と起源
1. 神仏習合の神
飯縄権現は、仏教(特に密教)の要素と、
2. 起源:信濃国の飯縄山
飯縄権現信仰は、もともと信濃国(現在の長野県)
3. 高尾山への勧請
高尾山薬王院では、中興の祖である俊源大徳(
飯縄権現の独特な姿と五相合体(五体合相)
飯縄権現の最大の特徴は、複数の仏や神の徳(ご利益)
1. 一般的な御姿
飯縄権現の姿は、多くの場合、白狐に乗った烏天狗(
- 烏天狗: 修験者や山伏の姿が空想上の天狗と結びついたもの。
自在に空を飛び、煩悩を断ち切る力強さを象徴している。 - 白狐: 稲荷信仰と結びつき、先を見通す知恵や福徳を象徴している。
- 剣と索: 煩悩を断ち、衆生を救済する道具。
2. 五相合体の本地(五つの仏神)
高尾山薬王院の飯縄大権現は、
- 不動明王(ふどうみょうおう):
- 役割: 諸悪を根絶し、煩悩を断ち切る、飯縄権現の本地仏。
- 迦楼羅天(かるらてん):
- 役割: 衆生の煩悩(三毒)を喰らい尽くし、病除、延命の功徳がある。
烏天狗の姿と結びつくとされる。
- 役割: 衆生の煩悩(三毒)を喰らい尽くし、病除、延命の功徳がある。
- 荼吉尼天(だきにてん):
- 役割: 白狐に乗る神として、福徳、開運出世、
病気平癒のご利益を授ける。
- 役割: 白狐に乗る神として、福徳、開運出世、
- 歓喜天(かんぎてん):
- 役割: 夫婦和合、富貴、願望成就の功徳を施す。
- 宇賀神(うがじん)と弁財天(べんざいてん):
- 役割: 宇賀神は五穀豊穣、弁財天は智慧・財宝・芸術の女神で、
商売繁盛や福寿円満のご利益を授ける。
- 役割: 宇賀神は五穀豊穣、弁財天は智慧・財宝・芸術の女神で、
これらの多岐にわたるご利益を一身に集めているため、
信仰の広がりとご利益
1. 戦勝の神として
飯縄権現は、その力強い姿から戦勝の神として中世の武将たちか
2. 高尾山薬王院での位置づけ
- 御本社(飯縄権現堂): 高尾山薬王院の山頂近くにある豪華絢爛な建物(本社)は、
この飯縄大権現を祀るために建てられたもの。 - 二本尊体制: 薬王院は、開山の薬師如来と、中興の飯縄大権現を二本尊として奉
安しており、特に飯縄大権現を信仰の中心としている。
飯縄権現は、高尾山の修験道の歴史と、


