2016-07-05 / 最終更新日時 : 2016-07-05 Tony 文化と歴史 明治期以来の学者列伝~②柳河春三 柳河春三(1832-1870)は、尾張名古屋に生まれ、医学を修め、また洋学にも通じていたため、安政5年(1858年)10月、水野忠央より家臣に迎えられ、洋書百巻余りを翻訳、さらに医師として仕えただけでなく、新宮藩が建てた […]
2016-07-04 / 最終更新日時 : 2016-07-04 Tony 山田常典 明治期以来の学者列伝~①山田常典 伊予国吉田藩(現在の愛媛県宇和島市)に生まれ、江戸に出て国学を修めついに大家となりました。水野忠央はその学問のすぐれていることを知り、家臣に迎え、「丹鶴叢書」の編纂の責任者としました。「丹鶴叢書」とは、古い書物のなかでも […]
2016-07-03 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 大逆事件 幸徳秋水~「大逆事件」と新宮 幸徳秋水 1908年(明治41年)、社会主義の思想家幸徳秋水が高知の中村(現四万十市)から上京の途中、新宮に大石誠之助を訪ねてきて、しばらく滞在します。その間、秋水はアメリカで学んできた、ゼネストなどについて話しています […]
2016-07-02 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony TOPICS 新宮市の歴史遺構 新宮市で文化複合施設建設の掘削作業中に、国史跡級の遺構が発見されました。 このことについて、新宮市は建物建設のためには、遺構を破壊して仕方がないと考えているように思えます。 このことについて、以下のページで取り上げられて […]
2016-06-30 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 与謝野寛の碑(新宮城跡) 与謝野寛は明治39年と明治42年に来新。佐藤春夫の文学的出発の契機となりました。この碑の短歌は39年の作で、春夫が建てるならこの短歌をと指定した「高く立ち 秋の熊野の海を見て 誰ぞ涙すや城の夕べに」が刻まれています。 な […]
2016-06-26 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony TOPICS 梅雨の合間の出来事 6月22日 新宮高校出身の写真家・鈴木理策氏が芥川賞作家・又吉直樹さんと「芸術新潮」の取材で佐藤春夫記念館に辻本雄一館長を訪ねて来館。記念館でひと時を過ごし、その後、神倉神社へ。 6月23日には、田辺第一小学校5年生が和 […]
2016-06-25 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 滞在して文化に貢献した人たち①~赤松麟作 滞在して文化に貢献した人たち①~赤松麟作 赤松麟作(1878~1953)が新宮中学に美術教諭として勤めたのは、わずかに1年余(1903年(明治36年))3月から04年(明治37年)6月)でしたが、すでに代表作としての「夜 […]
2016-06-23 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 大正時代の西村サロンのことなど 大正時代の西村サロンのことなど 大正時代に入って、石井柏亭は1913年(大正2年)にも新宮を訪れ、西村伊作邸にしばらく滞在、池田港の風景を描いた名作「滞船」を描き、この年の文展(文部省美術展覧会)に入選して話題となりまし […]
2016-06-21 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 馬場辰猪の在英物語 馬場辰猪の在英物語 まず、1874年(明治7年)、当時の西洋思想を留学体験から一身に学びとって帰国した馬場辰猪が新宮を訪れています。馬場辰猪は土佐藩出身で明治時代を代表する思想家になり、とくにこののち、自由民権運動が土佐 […]
2016-06-20 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 中畑艸人 新宮を訪れた文化人たち 陸の孤島への文化の伝来 明治時代以降、陸の孤島といわれ、鉄道はもちろん道路網も整備されず海路だけが唯一の交通手段であった時代に、この熊野新宮の地を訪れた文化人たち、その人々が残した言行のいくつかが新宮の文化向上に大きな役 […]
2016-06-15 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 下村悦男 新宮ゆかりの文学者たち~③下村悦夫生誕の地 下村悦夫生誕の地(新宮市池田1丁目付近)【地図】 下村悦夫(本名悦雄1894-1945)は、大正・昭和にかけて活躍した時代小説家。代表作「悲願千人斬」などがある。歌集に「口笛」「熊野うた」がある。 下村悦夫は明治27年( […]
2016-06-13 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 抽象画家の先駆け~村井正誠② 抽象画を発表、注目を浴びる 1932年(昭和7年)7月、27歳のときに帰国し、翌年2月、小川孝子と結婚します。1934年(昭和9年)2月、村井正誠個展を銀座の紀伊国屋ギャラリーで開催して好評を得ます。 「村井君の滞欧作品 […]
2016-06-12 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 抽象画家の先駆け~村井正誠① 村井正誠生育の家跡(新宮市下本町1丁目2-16)【地図】 村井正誠(1906-1999)は、最初期の抽象画家。新宮市民会館の壁画や新宮高校正面玄関の絵画。お城の与謝野寛の碑などの作品が新宮市内に残っています。父は村井眼科 […]
2016-06-09 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 新宮市名誉市民・東くめ④~よろこびと感謝 このたびは皆様の一方ならぬご尽力にて鳩ぽっぽ歌碑の除幕式、新宮市名誉市民賞の授与式にお迎えいただきまして、七十年の長い年月なつかしく思いつづけて居りました私の生まれた土地に帰る事が出来ましたことを誠にありがたく御礼申し上 […]
2016-06-08 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 東くめのこと③~新宮訪問を振り返って(あや子記) 1962年7月15日! 思えば今回の新宮訪問は母にとってはもとより、私共にとっても非常に輝かしい光栄に満ちたものでありました。過って父基吉が母と共著の歌集を出版しました頃に、なつかしい故郷新宮の事をよく私共に語って居られ […]
2016-06-07 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 ダンスは世界の共通語~玉置眞吉② ダンスを通して世界を見つづけた後半生 こ の大仕事を終えて2年後、眞吉は「玉置舞踏学院」を解説しました。まだテレビもない時代、洋書店で手に入れたイギリスのダンスの教則本を研究しながら、東 京で社交ダンス教師の地位を固めて […]
2016-06-06 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 ダンスは世界の共通語~玉置眞吉① 1910年代から20年代にかけての日本は、「大正デモクラシー」の言葉に代表されるように、人々の自由と民主主義を求める運動が各地に広がった時期でした。そしてこの時代の雰囲気は「文化学院」という自由な学校を生み出し、そこには […]
2016-06-05 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 文化と歴史 東くめ②~名誉市民称号授与式のこと 1962年7月15日!「はとぽっぽ」歌碑の除幕式を終え、直ぐに母の旧い母校丹鶴小学校へまいりました。ここで名誉市民章授与の式が催されるのです。この丹鶴小学校の玄関に古びた大太鼓が置かれてありました。その昔母はこの太鼓を合 […]