おかげ横丁を23号線の方に抜けると、神宮会館前のバス停がある。ここから、伊勢市駅前まで直通で行けるので迷わず利用することに。時間は30分足らずで料金は450円。とても便利だ。
駅に到着すると、近鉄の帰りの時間まで少し余裕がありそうなので、月夜見宮へ行ってみることにした。外宮の別宮の内、境内にある3か所(多賀宮、土宮、風宮)はお参りしたが、外にあるここだけは残していた。徒歩10分ほどで行けるので、ちょうどいい時間の使い方になった。
月夜見宮 豊受大神宮(外宮)別宮
月夜見宮は、外宮近くに鎮座し内宮の⽉読宮と同じ⽉の神を祀る外宮の別宮である。
ご祭神は月夜見尊。天照大御神の弟神で内宮の別宮 月読宮のご祭神と同じ。 月読宮は月読尊と荒御魂をそれぞれ別の社殿にお祀りしているが 、月夜見宮は、 月夜見尊と月夜見尊荒御魂を一つの社殿に合わせてお祀りしている。
月夜見宮は、外宮北御門から北へ伸びる「神路通り」の先にあり、 樹齢数百年の楠を始め、たくさんの木々に囲まれた神域は、 市街地と思えない静かで穏やかな佇まいである。
⽉夜⾒宮の由緒と沿革
月夜見尊は『古事記』、『日本書紀』によると、伊弉諾尊、 伊弉冉尊の二柱の御親神が、天照大御神をお生みになられ、 次に月夜見尊をお生みになられ夜之食国をお治めになるようにご委 任になられたと記されている。
また、『日本書紀』には、天照大御神のご神徳は「光華明彩、 六合の内に照り徹らせり」とあり、太陽にたとえられているが、 月夜見尊のご神徳はそれに次ぐものとして月になぞらえたと考えら れる。
月夜見宮は、伊勢市の中心部に鎮座するが、 古くは高河原と呼ばれ、 川の流れと農耕に深いつながりのあるお社。『延喜太神宮式』 には「月夜見社」とあり、 外宮の摂社の首位に列せられていたが、鎌倉時代のはじめ、 第83代土御門天皇の承元4年(1210)に、 別宮に昇格された。
外宮北御門から月夜見宮に真っすぐ伸びる道は、地元の人々に「 神路通り」と呼ばれ親しまれている。 この道は神様が通う道とされ、 真中を歩くことなどを遠慮する習慣がある。
