籾種石〈もみだねいし〉
内宮・正宮にお参りしようと目の前の階段を見上げた時、参道の左側石垣の一番下にひと際大きな石(岩)がある。最近、お城の石垣に興味が出て、各地の城跡を訪ね始めていることもあって、石がとても気になる。

正宮にお参りした後、社務所の人に聞いてみたが、籾種石と呼ばれていることはわかったが、それ以上はよくわからない。立ち話で詳しい話も聞けないので後で調べることにした。
旅を終えた後、ネットで調べてみると、次のようなことが書かれているのを見つけた。
籾種石の概要
籾種石は伊勢神宮内宮の宮域にある巨大な石で、忌火屋殿を少し超えた先の御正宮入口付近(御正殿の石垣)に位置している。高さは約2.5メートルほどある。 
由来と歴史
この石は1789年(寛政元年)に執り行われた第51回内宮式年遷宮の時に、古市町(楠部村)の住民が奉納したもの。現在の三重県伊勢市楠部町にあたる地域から、五十鈴川の上流を経て、住民たちが苦心して内宮の宮域まで運び入れた。  
名前の由来
1789年は「江戸四大飢饉」の一つである「天明の大飢饉」が勃発した年。石を運ぶ作業に携わった人々は、食べる物がなく、籾(稲の殻が付いたままの状態)を食べながら石を運び入れたことから「籾だね石(籾種石)」という名前が付けられた。ここでの「籾」は稲の殻の部分を指し、つまり稲の殻をそのまま食べていたということ。
大変な飢饉の時代に、それでも神宮への奉納のために巨石を運んだ人々の信仰心と苦労が偲ばれる、歴史的に意義深い石といえる。参道を進むとひときわ目立つ巨石として見ることができるが、正面だけ見て歩いていると通り過ぎてしまうこともあるだろう。
ネット情報だけでは100%信用できるかどうか疑わしいが、大体のところは合あっているかもしれないと思う。