今日の散歩道~伝統野菜-八代オクラ

台風10号が近距離に停滞しているのに、無風で青空拡がり朝陽まで射し込んでいます。
今日は珍しい野菜を目にしました。オクラはアフリカ北東部が原産地で、それが世界全体に拡がり栽培されて「オクラ」と言う名前で流通しています。

遥か離れたアフリカ生まれの野菜が、どの様なルートで辿り着いたのか実に不思議ですが、「ポツンと一軒家」が取材に来そうな過疎地、兵庫県豊岡市の山奥の「八代」と呼ばれる消滅集落で、長年に亘って自家用に種が引き継がれ、栽培されていた伝統野菜のオクラがありました。

3年ぐらい前に、地域コミュニティー「八代おもいやりネット」がこれを見つけ、地域の名産品として売り出そうと、農家の有志に働きかけ、道の駅での販売から始まり、近年ようやく少量ながら商業ベースで京阪神市場に出荷される様に成ったものです。

一般的なオクラの断面は5角形ですが、それと比べると「八代オクラ」は8角以上あり、鞘のサイズがはるかに大きく、粘りっけが強く、加熱すると柔らかくなります。

たまたま、スーパーの店頭で八代オクラを見つけ、一般的なオクラ(この日の物は通常よりはるかに大きいですが・・)と対比の為に並べて撮影しました。

山仲春男

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