今日の散歩道~オカメザサ(阿亀笹)
オカメ「ザサ」と言う名前ですが、植物学の分類では「笹」ではありません、これは日本特産イネ科小型の「竹」の一種で、日本の竹類の中で最も背丈が低いものです(精々1.5m程度)。これは日本の固有種で、原産地域はハッキリしませんが、九州か四国だと推測されています。
このササ(竹)に、浅草の酉の市で、縁起物としてオカメの面を、吊り下げた物が参拝者に売られたのを契機に「オカメザサ」と、呼ばれる様に成ったそうです。
強い刈り込みに耐え、造形も容易なので、生垣 グランドカバー 庭木の根締め等によく使われるので、身近な場所で誰でも目にする機会があり、この写真は図書館への道路沿いにある生垣です。
葉っぱは長さの割には幅が広く、ズングリした形で丸みを帯びて、愛らしいイメージがあります。明るい緑が綺麗で、好みの生垣ですが、地下茎が繁殖し初夏の頃には、地下茎からタケノコの新芽が一斉に伸び、葉の色も鮮やかで映えます、緑が少なく成る冬期でも綺麗な緑で目を楽しませてくれます。
山仲春男