今日の散歩道~アサギリソウ(朝霧草)
山百合の後、海外から移入された草花の紹介が続いていましたが、久々に在来種の紹介となります。北陸以北から北海道そして樺太にかけて、海岸岩場に自生する植物で、ヨモギの仲間です。
見るとついつい触ってみたくなる植物ですが、実際に手に触れてみると、まさにそのイメージ通り、柔らかい手触り、まるで毛足の長い子犬を撫でているかの様な感触です。
白い毛で覆われ、キラキラと光りに反射する銀緑色の葉が美しく、草姿の風情を楽しむ植物で、大きな庭石の根元にあしらうと似合います。
キク科の植物で、朝霧が煙っているように見える事から、付いた名前が朝霧草、冬期には地上部が枯れて休眠する多年草です。
山仲春男