新宮市の世界遺産
世界遺産とは、世界中の人たちの宝物として守っていく必要がある貴重な建物や遺跡、自然などのことです。世界遺産に登録された地域は、全世界の代表として、その遺産を守っていかなければなりません。
熊野古道が世界遺産に登録されて22周年になります。広報・新宮7月号に掲載された内容がわかりやすいので、新宮市の世界遺産について復習してみたいと思います。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
紀伊山地の豊かな自然の中で、営まれた霊場(熊野、高野、吉野)、参詣道、人間と自然の関りの中で育まれた文化的景観を合わせて「紀伊山地の霊場と参詣道」として、平成16年7月7日に世界遺産登録されました。
熊野には、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺)や、熊野参詣道、大峯奥駆道などの登録地があります。市内にも、ここで紹介したものなどたくさんの登録地があります。世界遺産は原則として一つの国から同じ種類のものは登録されません。従って、市内の登録地を含め、「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本の歴史や文化を代表する大切な資産と言えます。
熊野速玉大社:
熊野三山の一つで、権現山の神様を祀る場所として新しく社殿を造ったことから「新宮」とも呼ばれました。この街の名前の由来にもなっています。
熊野川
昔は、熊野本宮大社から熊野速玉大社まで川舟で下っていました。そのため、熊野川は世界でも例の少ない「川の参詣道」としてとても貴重です。
権現山:
神倉山とも呼ばれ、熊野三山に祀られている神様が最初に降り立った場所と言われています。山の中腹には「ゴトビキ岩」を祀る神倉神社があります。
阿須賀神社
王子社のひとつ。王子社とは、熊野の神様の御子神が祀られている場所のことです。社殿の背後の蓬莱山を神体山として崇めています。
※世界で二つだけの道の世界遺産
スペインにある「サンティアゴ巡礼道」と「熊野古道」は、世界でたった2つだけの”道の世界遺産”として、ユネスコに登録されています。
このことから、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市と熊野本宮大社のある和歌山県田辺市は、2015年に観光交流協定を結びました。
そして、サンティアゴ巡礼道と熊野古道をどちらも歩いた人は、二つの道の世界遺産を歩いた「共通巡礼達成者」として証明書がもらえます。


