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	<title>基本構造 | 熊野エクスプレス</title>
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		<title>我がらの新宮弁講座⑥～「新宮弁の基本構造」についての考察 2</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Tony]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 21 Jan 2021 22:00:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新宮弁講座]]></category>
		<category><![CDATA[周辺用語]]></category>
		<category><![CDATA[城和生]]></category>
		<category><![CDATA[基本構造]]></category>
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					<description><![CDATA[「新宮弁の基本構造」周辺用語について（２） ■熊野風語尾付け言葉■ 前々回は、新宮弁の二大基本用語である「やる」と「たぁる」について分析を行いました。今回はこの基本の周辺に点在する熊野風言い回しについて、さらに解明を進め [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000080;"><strong>「新宮弁の基本構造」周辺用語について（２）</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>■熊野風語尾付け言葉■</strong></span></p>
<p>前々回は、新宮弁の二大基本用語である「やる」と「たぁる」について分析を行いました。今回はこの基本の周辺に点在する熊野風言い回しについて、さらに解明を進めたいと思います。</p>
<p>「やだ」「わだ」「のし」「んし」「げー」「なぃ」「なん」「な」「よー」「のぉ」「のら」など、周辺用語第二弾です。</p>
<p>このうち「やだ」と「わだ」については、熊野オリジナル語としての重要性が高く、なかでも「そうやだ」と「言うたわだ」は、今後国際語としてブレイクすることが期待されているということは、前々回に見た通りです。今回は、それ以外の「熊野風語尾付け言葉」を見ていきましょう。</p>
<p>最初にナンですが、これらの言葉の因って来たる由縁や南紀地方における分布図などは、私の研究室では予算が足りず、解明はお手上げ状態であることを白状せねばなりません。「ワリィけど、知らんのやだ」と謝らねばなりません。そやけど、使われやることは確かですので、数々の疑問を撒き散らしながら、エエ加減な主観や推測を交えながら見ていきたいと思います。</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>●新宮文化と周辺用語・新宮限定語はなぜ生まれたのか</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>〈疑問・その１〉　「げー」と「よー」</strong></span></p>
<p>新宮は熊野の異空間です。周囲とは違う磁力が働いています。新宮に行くと人が変わります。魔力があるのかもしれません。尾鷲や長島は寝静まっている夜中でも、新宮は誰かがウロついています。</p>
<p>上記の「語尾付け言葉」のうち、「げー」と「よー」は新宮で発生し、新宮だけで使われていたのではないでしょうか。新宮といっても広角（ひろつの）や桧杖（ひづえ）、はたまた熊野川対岸の成川（なるかわ）や鵜殿（うどの）はどうやったんでしょうか。</p>
<p>有名なフレーズに「オレよー、新宮やげー」というのがあります。「オレ、九重（くじゅう）やげー」とは言いませんでした。「オレ、九重やけど」くらいのもんです。勝浦や木本もそうだったのではないでしょうか。</p>
<p>「よー」は江戸・深川と材木の取引をやって、新宮に広まったのかと推測出来ます。そうだとしましょう。そやけど、「げー」はどうしてなのか、ワカらんのやげー。</p>
<p>「が」を付ける言い方は広く熊野にあります。「赤やない、白やが」、「そんなことしたら、あかんがー」などです。この「が」が「げ」になったのでしょうか。・・？？。</p>
<p>昔、九重村に新宮からおまわりさん（巡査と言いましたね）が転勤して来ました。男の子（千穂小）二人も一緒に転校してきて、「げー」文化と「よー」文化をもたらしました。言葉とともに、新宮の「空気」も持ってきました。調子がよくて、都会的（？）で、ややイカれたような・・・。裕次郎などの日活映画と長嶋茂雄の登場と新宮文化の流入。この辺の心象風景がダブります。私など簡単に新宮文化に染まり、九重原理派少年から白い目で見られました。</p>
<p>しかし、「あかんわだ」と言っていたのが「あかんげー」に変わりながらも、「北山川の水はきれいで、鮎はうまい」とは思っていました。この感じは東京に来てからも変わりません。たぶん、マンハッタンやシャンゼリゼ通りでブロンド美女とカクテルなど傾けていても、「九重の鮎・・」を思うことでしょう。一度（そういう目にあって）確かめてみたいものです。<br />
話が横道にそれました。結局、「げー」と「よー」は謎のままです。</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>〈疑問・その２〉　「んし」と「なーれ」</strong></span></p>
<p>新宮色が濃い言い方に「なーれ」があります。熊野全般では「せんし」「やらんし」「食べんし」「言わんし」となるところが、新宮では「しなーれ」「やんなーれ」「食べなーれ」「言いなーれ」となります。なんで新宮だけなんやろ・・？。<br />
疑問はさておき、私は、これは、近づいてはいけない大阪弁をうまく取り入れ、新宮化することに成功した例として、極めて高く評価したいと思います。</p>
<p>大阪弁の「なはれ」の変化形と推測しますが、「なはれ」では丸ごと大阪弁のままです。これを「なーれ」と転化させたところがエライ。軽快な感じをもたせ（軽薄やないですよ）、南国化と新宮化、脱大阪化を巧みに果たしていると思うワケであります。</p>
<p>江戸から「よー」を取り入れた新宮文化は、浪速から「なーれ」を取り込んだか。もっぱら、小粋な姐さん風の人が好んで使っていたような気がします。</p>
<p>とまれ、新宮限定の「げー」「よー」及び「なーれ」も使用年限、年令制限があります。８０才になっても「オレよー、新宮やげー」ではいかがなものでしょうか。</p>
<p>「ワシかい、新宮じゃよ」と重厚にいきましょう。小粋な姐さんもいつの日か超々熟女になったら「ま、なれずし食べていかんし」ｏｒ「食べてくらんし、勝浦のマグロ」と言いましょう。</p>
<p>「なぃ」「のら」「のし」「のー」など<br />
昔、勝浦のコに「なんなぃ」とか「誰なぃ」とか「何しやんなぃ」という言い方がおもしろいと言われたことがあります。してみるとこれらは川丈筋の言い方で、勝浦では「なんやろ」とか「誰なん」とか「何しやるん」とか言うのでしょうか。</p>
<p>「のら」は、十津川方面で使われやると「思うのら」。「のし」に「のー」は言うまでもなく、熊野むかし話の定番用語です。<br />
さあ、皆さんもこれらの言葉を駆使して、立派な熊野人になりましょう。</p>
<p>爺さん　「バアさんや、そろそろしまいにしょうらヨ」<br />
婆さん　「そやのー、ジイさん。今日はエエ天気やったのし。次は『スポーツ編』でいってみよかのしー」</p>
<p>次回は「スポーツ編」です。</p>
<p>講師：城かず坊</p>
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		<title>我がらの新宮弁講座⑤～「新宮弁の基本構造」についての考察 1</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Tony]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Jan 2021 22:25:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新宮弁講座]]></category>
		<category><![CDATA[城和生]]></category>
		<category><![CDATA[基本構造]]></category>
		<category><![CDATA[大阪弁]]></category>
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					<description><![CDATA[私たちが、小さい頃から何の疑問も持たずに使ってきた「新宮弁」。成長して都会に出ていった皆さんは、その土地で使われている言葉と故郷・新宮の言葉との違いについてどのように思われたでしょうか？そして、その後、故郷の旧友に会った [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>私たちが、小さい頃から何の疑問も持たずに使ってきた「新宮弁」。成長して都会に出ていった皆さんは、その土地で使われている言葉と故郷・新宮の言葉との違いについてどのように思われたでしょうか？そして、その後、故郷の旧友に会ったり、帰省したときなどにふとついて出る新宮弁。あなたは新宮弁をどう思いますか？</p>
<p>万人が認める新宮弁の達人にして新宮弁研究の第一人者・城かず坊先生が、新宮弁の深淵に迫ります。それでは、よろしくお願いいたします。（編集長・八咫烏）<br />
&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8211;<br />
<span style="color: #000080;"><b>「新宮弁の基本構造」</b><strong>についての考察と「大阪弁に近づいたらアカン」</strong></span></p>
<p>今回は新宮弁講座の補習講座として、南紀熊野地方の言葉の特徴・基本形を考察し、合わせて「似て非なる」というか「非て似なる」大阪弁に近づいたらアブナイという、<span style="color: #999999;">緊急アピール</span>を行いたいと考えます。</p>
<p>東京弁や名古屋弁は、感染しても基本構造が全然違うので、新宮弁の基本がオカしくなるということはありません。しかし、大阪弁は似ているだけにヘタに近づくと新宮弁がメルトダウンを起こし、根こそぎ「持っていかれる」恐れがあります。</p>
<p>大阪弁とは一線を画し、新宮弁を守らねばなりません。和歌山弁や伊勢地方の言葉も同じく要注意です。出来れば吉本興業あたりに新宮弁を売り込みたいところですが、敵はなかなか手ごわいと考えます。</p>
<p>「いてまえ」言うたらアカン。「知っちゃあらよ」言うたらアカン。「あるでナー」言うたらアカンということです。「いてまえ」は<b>「やりまくったれ」</b>又は「ばちきったれ」と言いましょう。「知っちゃあらよ」は<b>「知ったぁる」</b>。「あるでナー」は<b>「あるデ」</b>で止めるべき。ま、こういうことです。</p>
<p>それでは、新宮弁の基本構造について見ていきましょう。</p>
<p><span style="color: #000080;"><b><i>●二大基本表現</i></b></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>１）「やる」</strong></span></p>
<p>しやる、言やる、食べやる、見やる、来やる、行きやる、走りやるetc。いっぱいありますね。「言よる」とか「走っちょる」という言い方は四国、九州方面で聞くような気がしますが、「やる」は日本のどこかで使われているのでしょうか。私は聞いたことがありません。もしかして熊野オリジナルかも・・・。この一大特徴を守りましょう。</p>
<p>ゆえに禁句は「言うとる」「食べとる」や「見てまっせ」などです。「知っている」とか「食べとるでな」とか言っている分には、新宮弁のアイデンティティは保たれますが、「知っとるやんか」となった途端にアブナイ、アブナイ。新宮弁は浸食されます。新宮人なら<b>「知ったぁるゲー」</b>と言いましょう。熊野っ子なら<b>「知ったぁーらい」</b>と言いましょう。</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>２）「たぁる」</strong></span></p>
<p>知ったぁる、飲んだぁる、生きたぁる、書いたぁる、来たぁるetc。「やる」と並んで熊野語の根幹をなす表現です。禁句は「生きとる」「来とる」などです。</p>
<p>「やる」も「たぁる」も上品であるかオシャレであるか、私には何とも言えませんが、いつか必ず流行の波はやってきます。そのうちテレビドラマで「私、泣きやるの、知ったぁる?」などというセリフが<br />
必ず使われるようになります。必ず!!。その日まで新宮弁を守りましょう。<br />
（＊「熊エプ作りやぁる」「駄文書きやぁる」「旅行に行きやぁる」「写真も撮りやぁる」「下手な英語もしゃべりまくりやぁる」「酒も飲みやぁる」「恥もかきやぁるで」・・・・私の日常です）</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>３）その他</strong></span></p>
<p>「やる」と「たぁる」が新宮弁の特徴・二大基本用語であると考えますが、その周辺にもキラキラ輝く、熊野風味あふれる言い回しがたくさんあります。「やだ」「わだ」「のし」「んし」「げー」「なぃ」「なん」「な」「よぉ」「のぉ」などです。語尾にこれらの言葉をつけるだけで、もうあなたは熊野人。</p>
<p>いずれも捨てがたいニュアンスを持ってますが、なかでもこれぞ熊野オリジナルと思われるのが<b>「やだ」</b>と<b>「わだ」</b>ですね。NHKの朝ドラ<b>「ほんまもん」</b>でもこの言葉が多発されていました。山中定道役の佐藤慶さんが「この辺では、それが普通やだ」とか「よう、やったわだ」などと喋っていました。ちょっとヘンなアクセントやったけどの。</p>
<p>「そうや」の大阪弁と「そうだ」の東京弁を合わせて、<b>「そうやだ」</b>の新宮弁。いやはやゴージャスですね。２倍の強調度があります。「わだ」については、ある大阪のいとはんが「言うたわだ」という言い方が面白かったと、それはそれは言っておりました。</p>
<p>「言うたわだ」。東京弁では「言ったのに」や「言ったじゃない」。大阪弁なら「言うたやんか」あたりと思いますが、「言うーたわだ」の語感は出色の出来。自己主張の強さと、責任を人にスリスリなすりつける気分がよく出ています。あな恐ろしや熊野人。</p>
<p>「私のこと、好きや言うたのに」くらいなら、まだ２人は修復の可能性がありますが、これが<b>「言うたわだ」</b>となるとアブナイ。「言うたわだヨー」から「言うたわだヨー、もう」となると、これはもう２人は大浜か二の丸、または神倉山で別れます。</p>
<p>いや、「別れの広角（ひろつの）」やろか。いや「涙の桧杖（ひずえ）」。はたまた「泣いて成川」「Hold me登坂（とさか）」。「So sad橋本」。うーん、どれもツライのぉ。</p>
<p>ブッシュ、シラク両大統領も「言うたわだ」という言葉を知っているそうです。大量破壊兵器や生物・化学兵器が出てきても、出てこなくても、どちらかが声を大にして言うことでしょう。</p>
<p><span style="color: #000080;"><b>「言うたWADAヨー、MO-!!」</b></span></p>
<p>CNNやアルジャジーラ放送が世界中に発信します。「言ーたわだ」が国際語になる瞬間です。しかし、何という不幸なデビューであることでしょうか。でも、それがこの言葉の持つ宿命なのかも知れません。「言うたわだ」には不穏な何かがつきまとっています。鳴乎、「言うたわだ」。補習講座のつもりが本講座風になってきてしまいました。この際、本講座に切り替えて、次回も周辺用語について見ていきたいと思います。</p>
<p>講師：城かず坊</p>
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