城を学ぶ⑤~石垣(その4)積み方一覧表

石垣の積み方一覧表
亀甲積み 石材を六角形に加工して積み上げる切込み接ぎの石垣の一種である。亀の甲羅の模様ように見えるためこう呼ばれる。力が均等に分散するため、崩れにくいが、江戸後期に低い石垣に用いられた例のみである。沖縄のグスクでは、相方積みともいわれる。
野面積み 自然石をそのまま積み上げる方法である。加工せずに積み上げただけなので石の形に統一性がなく、石同士がかみ合っていない。そのため隙間や出っ張りができ、敵に登られやすいという欠点があったが排水性に優れており頑丈である。技術的に初期の石積法で、鎌倉時代末期に現れ、本格的に用いられたのは16世紀の戦国時代のことである。野面積みの一種として穴太積み(あのうづみ)があげられるが、穴太積みは穴太衆が手掛けた石垣であって、特に野面積みの一種をいうものではない。穴太衆の技術の高さを誇示する為に江戸後期以降用いられた呼称である。
ごぼう積み 野面積みの一種で、ごぼうのように奥に長い石を積み上げる石垣。
算木積み 石垣の出角部分(隅石)の積み方である。慶長10年(1605年)前後に用いられて以降、城郭の石垣に見られる。長方体の石の長辺と短辺を交互に重ね合わせることで強度を増している。
穴太積み 近江国(滋賀県)穴太石垣築城者集団である穴太衆が用いていた方法であることからこの名がある。織田信長が安土城築城のときに、それまで比叡山関係の五輪塔などを作っていた人々が、城の石垣造りに転じたもの。技法上の特徴は、平石を横に積むところにあった。
切込接ぎ 石のそれぞれの面をタガネで加工し、表に出る部分の石が一つひとつ密着するように積まれたものをいう。各種の積み方の中では、最も労力と時間を要し、豪華に見える積み方である。
打込接ぎ 表面に出る石の角や面をたたき、平たくし石同士の接合面に隙間を減らして積み上げる方法である。関ヶ原の戦い以後、この手法が盛んに用いられた。野面積みより高く、急な勾配が可能になる。

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