伊勢街道巡り旅 実録篇3.鈴鹿~神戸の見附
二つ目の目的地「日永の追分」への訪問に満足し、ランチの後、気分良く次の目的地「神戸の見附」に向かう。近鉄で四日市から伊勢若松経由で鈴鹿市駅へ。あとは徒歩圏内で行けるはずだ。スマホのグーグルマップを頼りに現地へ向かう。
ほどなくネットで見た通りの場所に行きついた。車で通り過ぎれば見失うかもしれないほど住宅地の中にある。ただ、そこには石垣が昔のまま残っており、歴史を偲ばせている。
見附は番所であったことから、そこを通る人々を監視するのが役目であった。道の両側にある石垣を繋いで木の柵があったはずで、その木の柵がはめ込まれていた跡を探す。果たして、両側の石垣に、木をはめ込むための凹みが見つかった。ネットでは、これを発見した人が喜ぶ様子が記事になっていた。その凹みを目のあたりにして、自分も同じようになんだか嬉しい気持ちになった。
- 見附の石垣
- 柵の跡
- 柵の跡
さて、次は江戸創業の旅館「あぶい」を探す。名の由来は、油屋伊三郎からきているらしい。見附から線路を渡りしばらく歩いていくと見覚えのある景色が目に入ってきた。見覚えというのは、テレビ番組「ブラタモリ」で見ていたからだ。「あぶい」の看板が掲げられている。
写真で見ると、ここを左に行くと伊勢街道、右に行くとお城(神戸城)に向かう道である。日永の追分に続いて、ここでも伊勢街道の分岐点を確認することができた。この後、ブラタモリでは、「もち久」というお店に立ち寄って立石餅を食べていたが簡単には見つからず、駅へと先を急ぐことにした。
~つづく~





