コッツウォルズ紀行⑱~チッピング・カムデン

ストウオンザウオルドから約15km北にあるチッピングカムデンは、かって羊毛のマーケットタウンとして栄えた村で、ハイストリートには羊毛産業で富を築いた豪商たちが黄金期とされる16世紀から17世紀に建造したライムストーンの家々が軒を連ねる。町の中心近くにマーケットがある。長年の風雪にさらされてか建物は傾いているが、その姿がかえって昔日の繁栄を物語っているようにも見える。

偶然飛び込んだ店で何気なく見ているうちに、家内の目がらんらんと輝き始めた。これまた趣味のひとつであるデンマーク刺繍に使うリネンの生地が日本の半額以下で買えて大満足。家内の旅の間のひそかな楽しみは、お土産や海外だから買うという特別の買い物ではなく、自分の普段の生活の中で使用するものを海外旅行中に格安で手に入れることである。これが出来たときの喜びは金額の多寡に関わらず大きいものである。

まだまだ陽は高く時間は十分にある。次の目的地であるヒドコートマナーガーデンに向かう。

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