コッツウォルズ紀行①~はじめに

ani-flag-GBこの旅行記は、旅の思い出を綴ったものであると同時に、自ら初めて自由旅行を企画、実行したその奮戦の記録でもある。いままで旅行といえば、旅行社のパックツアーに頼っていた私達が、「自分の行きたい所を厳選し、気に入れば何時間でもそこに居られる」という自由気ままな旅の演出に如何にして取り組んだかを企画段階から記録したものである。

ロンドンの北西、東はウッドストック、西はチェルトナム、南はテットベリー、北はストラットフォードに囲まれた緑の丘陵地帯をコッツウォルズという。コッツウォルズは13~14世紀には羊毛産業にて栄えたが、18世紀後半の産業革命による機械化に追いつけず次第に衰退していった。また、この地方一帯は地盤が弱く鉄道網も発達しなかったため時代から取り残されることになったが、そのことがかえって昔ながらの街並みを保存することにつながったのである。

黄昏時に、ライムストーン(石灰岩)で造られた家々が穏やかな日差しを浴びて蜂蜜色に輝くのを見ていると、まるでお伽の国に迷い込んだような錯覚に陥る。絵に描いたような豊かな自然に溶け込みながら美しい村々を訪れる。そんな旅もいいだろう。

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