ぐうたらOL不動産オーナーの日々⑧

ぐうたらOL初めての確定申告をする
確定申告・・・

なんてとっつきにくい名前。
サラリーマンである私がまさか確定申告をする日がくるなんて。

何をどうすればいいのか分からずとりあえずネット検索。

確認申告書を作成すること自体は、国税局のHPから「確定申告を作成する」をポチっとすれば、入力して進んでいくだけなのですが、大事なのはその前です。

「何を費用計上するか」

昔、中学生の頃に通っていた塾の仲良しの先生が、私が大学生の頃に個人塾を開いたと連絡があり、久々に会うことになりました。連れて行ってもらったのは銀座の高級寿司。

革ジャンを着ているオジサンと女子大生がザギンでシースー。

「誰が見てもパパ活じゃん!」と二人で笑いながらお寿司を堪能(笑)

その時に勿論ご馳走になったのですが、
「こんなお店高いんじゃないですか?」と聞いた私に
「いいの、いいの~。交際費だからさ~。」と先生。
当時は何となくしか理解してなかったのですが、今ならよくわかります。

会社の経費の中でもグレーゾーンの多い「交際費」
収益をあげるために必要な経費、交際費”です(笑)
例えば、私の場合、不動産投資家さんのお友達と集まり、ご飯を食べたとしたら、”不動産の情報交換会”として「交際費」として費用計上できるわけです。

余談ですが、私が経理に所属していた頃、交際費チェックを毎日ひたすら行っていました。伝票に添付された領収書の宛名、金額、印紙などを確認するのですが、あるわあるわ、怪しい領収証が。一番記憶に残っているのがお店の名前が、

「夜の騎士」

おーい。これ精算していいんかww

さて、私たちサラリーマンは、源泉徴収という楽で恐ろしいシステムの中で生きているので、税金はあらかじめひかれてお給料となって支払われます。
日本人の多くが納税意識が低いのはこのためです。

その税金計算する元となるのが「課税所得」なので、「課税所得」の金額が大きければ大きいほど支払う税金も多くなるということです。

それなら課税所得をなるべく抑えたくなりますよね。
それを抑える手段として「費用計上」がポイントとなります。

では課税所得とはなんでしょうか。

まずは「所得」についてお話します。
例えば雑貨屋さんを営んでいるとします。モノを売ってお金をもらう。それが「収入」です。しかし、雑貨屋さんを営む上で店舗を借りる家賃や、お店を綺麗に保つためのお掃除グッズなどの消耗品が必要です。それらが「費用(経費)」です。先ほどの塾の先生のお話ですと、「塾経営のために必要な、元生徒との情報交換会としての交際費」といったところでしょうか。
ほんまかいなw
そして、この「収入」から「費用」を差し引いたものが「所得」です。

では、サラリーマンの場合は?
よく「サラリーマンの平均年収は400万円」「ついに年収1,000万円越え」など言いますが、この「年収」は1年間であなたが稼いだ給与+賞与=「収入」です。
「費用」というとサラリーマンだとあまりピンと来ないかもしれませんが、収入を得るために必要だった個人的な支出と考えましょう。

実はサラリーマンにも「必要経費」として‟基礎控除”年間48万円※が「費用」となっています。サラリーマンも収入を得るためにスーツを買ったり、靴を買ったりしますよね。それを国は「費用」として認めているのです。皆さんも源泉徴収票をぜひご覧になってみてください。ちゃんと「基礎控除」欄に記載されています。
※所得額によって控除額は違い、所得2,400万円以下の人は48万)

さて、収入から費用を引いたものが「所得」と言いました。
そこからさらに様々な所得控除を差し引いたものが「課税所得」となります。
所得控除とは、ざっくり言うと「みんな色々事情があるからちょっとおまけしてあげるね」みたいな感じです。

<所得控除一覧>
・医療費控除
・社会保険控除
・地震保険料控除
・寄付金控除
・障がい者控除
・寡婦控除
・扶養控除
などなど・・

他にもありますが、一般的によく聞くのが上記です。
とても簡単に言うと「養っている人がいる人や、今年度病気で医療費がたくさんかかってしまった人は納税額を減らしてあげましょう」ということですね。

話が長くなりましたが、これら「所得控除」の合計額が「収入」から差し引かれ、「課税所得額」が算出されます。

そこに税率がかかり、税金額が決定するわけです。

自営業の方や不動産投資を行う人が、なるべく費用計上を多くしたいのもご理解いただけたと思います。

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