ぐうたらOL 不動産オーナーへの道⑬

ぐうたらOLコピー代をケチる

さて、新築一棟物件購入の買付申し込みを出してしまった私は、銀行への融資事前審査のため、様々な書類を不動産屋さんに提出することになりました。年収額などの簡単なシートとそれらの証明書はすでに提出しておりましたが、さらに詳細な明細を送らなくてはいけません。銀行の融資事前審査ですが、本来は個人で銀行へ行き融資を受けるのですが、投資不動産の場合はよっぽどの資産かガッツかコネがないと、銀行へ足を踏み入れたとしても、笑顔でぺいっとつまみ出されます。

 マイホームの融資と違って、投資不動産の融資は審査が厳しい銀行が多く、メガバングにおいては融資申し込みの条件が「口座残高一億以上」なんてこともあります。ひぇ~~~っ。

 ぐうたらOLがマイホーム購入の融資を受ける際にお世話になったあの銀行さんも、ピルムが個人として訪ねて行ったら猫のように首の根っこつかまれて放り出されるでしょうね。ぐうたらOLでもサラリーマンであるということはなんと幸せなことか。

 そして今回で言えば、不動産屋さんを通してという「コネ」なわけです。源泉徴収票に始まり、預金残高、資産残高(資産なんか何もないけど)、年金受給予定額、負債(ローン残高)住民票、印鑑証明・・・諸々。何カ月分の預金通帳のコピーとか、ひたすらしましたよ。当初はコンビニでやっていたのですが、100円ショップダイソーで一枚5円ということを知り!!ひたすらダイソーでコピー。

 ン千万の物件を購入しようとしてる人間がコピー代をケチる。

 それらの書類を郵送で不動産屋さんに送付していたのですが、出るわ出るわ「追加依頼」が。PDFでいいとのことでしたが、スキャンできるものが家になく、写メで20ページ以上にわたる細かいローン返済表をひたすらスマホでパシャパシャやってたときは「何だ、この作業」と思いました。
 
 ちなみに説明に苦戦したのが、私が総合職に転換するということの説明でした。
「総合職になるのは来期から」
「今一般職で一番上の級なので総合職の一番下になっても給料はあまり変わらない」
「ボーナスは増えるかもしれないが勿論成績による」

これを説明したのですが、

「分かりました。で、いくら年収あがりますか?」

と何度も何度も聞かれ、

「だーかーらー!!!」

の繰り返しをメールで。

しかもピルム→不動産屋さん→銀行さん→不動産屋さん→ピルム

 不動産屋さんは「銀行さんが〇〇の資料を見たいとおっしゃって」「銀行さんが〇〇の詳細が知りたいと」と言われていました。先ほどの禅問答が面倒くさいの直接銀行さんとお話しようかと思いましたが、実際のところ、私は不動産屋さんに審査されていたわけですね。

 投資不動産を購入する場合、よっぽどの資産か実績がないと個人での融資は難しいと申上げました。不動産屋さんが間に入ることで銀行さんは不動産屋さんの顧客への審査を第一としているのですね。

つづく→⑭ぐうたらOL事前融資に落ちる?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です