お供茶式
今日は、佐藤春夫命日の5月6日、お供茶式が熊野速玉大社双鶴殿で開催されました。
佐藤春夫は、ご存知のように大正時代新進作家としてデビューし、小説・詩・評論・随筆とその活躍は多彩で、日本の近代文学に大きな足跡を残しました。ふるさとをこよなく愛し、望郷詩人とも呼ばれています。
例年、佐藤春夫記念館前庭で行われていましたが、52回を数える今回は雨のため場所を速玉大社で実施されました。
お供茶式は、佐藤春夫記念会代表理事「舩上光次」の挨拶(聞き覚えのある方もいるのでは?昭和40年新宮高校に新採として着任)
辻本雄一 佐藤春夫記念館館長挨拶
濱中規子さんの「望郷五月歌」
茶道裏千家淡交会南紀支部の呈茶で閉式しました。
この日は、記念館が無料会館となっています。
ギャラリーはこちら⇒Gallery~お供茶式
こぶしん
小淵さん、ご報告ありがとうございます。
佐藤春夫については、私は小学校高学年のころ、父親(理科・数学教師)に教えられました。中学生になって、私専用の文庫本の詩集を与えられました。後年、詩などを書くようになってから、佐藤春夫の芥川賞の選考委員としての選評を数々読みまして、その品格、見識の高さにに尊敬の念を覚えました。世間的には、出発が放蕩息子だったかもしれません。さまざまな光を発射するというか、あまりに才能が多岐にわたるというので、文学界では、焦点が定まらないとして、理解しにくいとも言われたようです。しかし、十全に思いを果たした才能ある人と思います。あやかりたいです。慶応に在籍したのでしたね。わたくし、慶応大学には縁がありませんでしたが、いま三田文学会会員です。
嬉しいコメントありがとうございます。
佐藤春夫は、今、台湾で高い評価を受けています。
来月台湾国内の大会で佐藤春夫記念館館長の辻本雄一氏が講演を依頼されています。
かなり大きな大会だたは伺っていますが・・・・・。
(この会の詳細について規模、出席者等の内容が分かり次第投稿します)
この会には
春夫研究家の、実践女子大学「河野龍也」教授、天理大学教授「下村作次郎」さんも同行されます。
下村作次郎さんは新宮高校20回卒です。
今年より佐藤春夫記念会も「三田文学会会員」となりました。よろしくお願いします。
春夫記念館の辻本館長・疋田前館長とも e・oさん、お父上の事、懐かしく語ってくれました。