熊野本宮大社例大祭

春の風物詩、伝統の祭典「本宮大社例大祭」が4月13日~15日まで開催され、最終日の15日「渡御祭」「斎庭神事」を見学してきました。

この神事は「スサノオノミコト」の母神である「イザナミノミコト」を三重県熊野市の花窟(はなのいわや)から本宮大社にお迎えした様子を再現していると言われています。

本殿祭は早朝より行われ、挑花と呼ばれる菊の造花を飾り付けた神輿を据えます。これは熊野牟須美神にまつわる重要なシンボルとして用いられ、太い竹竿に木箱を取り付け、挑花を付け飾られています。

神輿には神霊が移るとされ、ご神体を宿した神輿が本殿を出発し、行列には肩車された稚児や巫女、神職者達が続きます。大斎原では笛や太鼓にあわせて装束を付けた地元の子供たちが大和舞を奉納したり、巫女が舞を披露します。

稚児達はお田植神事を奉納し、その後修験者達による護摩焚きや餅投げが行われます。

※熊野本宮大社は厳密には田辺市に属しますが、熊野三山のひとつとして欠かせない存在故、当サイトでは、熊野速玉大社、熊野那智大社とともに「新宮風景いまむかし」に分類し紹介しています。

Gallery 熊野本宮大社例大祭でご覧ください。

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