こうちゃんの想い出 38~ウェルシュ・コーギー・ペンブロークについて

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのお手入れ
経験者にはわかりますが、犬のお世話は簡単ではありません。家族として長年一緒に楽しく暮らすためには、それなりの努力が必要です。どこまで飼い主としての責任を果たせたか自身はありませんが、迷いながらネット検索したり本を読んだりして学んだことを一部整理して紹介したいと思います。

コーギーのお手入れ
普段のお手入れはブラッシングと全身をくまなく触って異常がないかのチェックを行います。 目、歯石、耳垢の状態も定期的に見てあげるとよいです。 換毛期には大量の毛が抜けます。近隣の迷惑とならないよう、ブラッシングの際は毛が飛ばないよう配慮しましょう。

入浴は雨上がりの散歩でひどく汚れたり、被毛の手触りが悪くなる、臭うなどの様子が見られたらにしましょう。清潔にと思って、過度に入浴させると皮脂を取り過ぎる結果となります。毛がパサついたり少々の雨でも地肌まで濡れてしまうようになるので注意が必要です。

降雪地帯では溶けた融雪剤がパッドの間に染み込んで炎症を起こすことがあります。また毛づくろいで舐めてしまうと胃腸炎の心配もあります。坂道、急カーブ、橋の上など凍結で滑りやすい場所に融雪剤が撒かれるので、散歩コースにそのような箇所があるなら、注意が必要です。 融雪剤は白くて見えにくいので、雪の日は帰宅後に足や腹部など濡れた箇所を洗い流しておくと安心です。

コーギーのしつけ
コーギーは牧畜に従事していたことから走るものに対して反応しやすく、ジョギングをする人や自転車バイクなどに興奮することがあります。攻撃的と見えるのも本能のなせる業なので理解してあげることが大事です。安全上の観点から興奮しやすいタイプの子には、ストップのコマンドで静止させることを普段から教えておくべきです。

静止も聞かず走るものを追いかけ、足元を噛むようなしぐさが見られたら良くない兆候です。早めに対処し、どうしてもうまくいかない場合は出張訓練などプロの手を借りるのがお勧めです。我が家でも、元警察犬の訓練士にしつけを教わりました。普段の生活では主従関係を明確にし、犬に支配されないよう心がけてください

コーギーの健康
体型的に背骨に負担がかかるため、背骨や腰を痛めないよう体重管理と筋肉の維持を怠らないようにしてください。脚が短いため、ジャンプした際の着地の衝撃が大きく背骨や腰を痛めやすいので、ディスクキャッチ競技を目的とするならコーギーは不向きです。 階段の上り下りも日常的なものとなると負担が蓄積します。我が家でもできるだけ階段は避けてできるだけスロープを利用するようにしていました。

食いしん坊なので太りやすく、胴回りに贅肉がつくとお腹が地面に着いて歩行が困難になり、過重から足先が変形してしまいます。 36kg以上に太った実例もあり、ここまでくると這って移動することすらままならなくなります。 肥満は体質的なものもあるとはいえ、100%飼い主の責任です。

遺伝性の疾患として股関節形成不全、変性性脊髄症があります。 股関節形成不全は検査機関もあり、信頼できるブリーダーであれば両親や血縁の犬たちのスコアを把握して繁殖を行いますので、そのような犬舎から生まれた犬なら発症の可能性は低いと考えて良いでしょう。 後天的な原因としては、幼犬期における過度の運動が挙げられます。

変性性脊髄症は高齢期に発症します。腰がぐらつき、足がもつれるような歩き方になります。 痛みは伴わないので体に触れても嫌がるそぶりは見せませんが、症状が進むと歩行が困難になりますので、犬用の車椅子や介助用品が必要となります。いずれもおかしな動作が見受けられたら、早めに診察を受けてください。

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