こうちゃんの想い出 17~DNAは争えない

こうちゃんがわが家にやって来てすぐの頃の話。家族の誰かがリビングや廊下を歩いて移動するたびに、こうちゃんは両脚の踵にかみつくのです。最初はなぜそんなことをするのかわからなかったのですが、そのことには大きな意味があったのです。

これは、コーギーの祖先は牧羊犬として飼われていたことの証明でした。牧羊犬の仕事は、羊の群れを誘導して一定の方向に移動させるということです。血は争えないもので、こうちゃんも祖先のDNAをしっかりと受け継いでいることがわかった出来事でした。

調べてみると、ペンブロークの直系の祖先犬は、フランドル(フランス・ベルギーの大西洋に面した地方)の織工がウェールズに移住した際もたらされたとも、ヴァイキングが活躍していたころ、スウェーデンの犬がこの地に居残ったものともいわれています。古くはヘンリー二世(1133~1189)、現代においては英国王室に愛され、王室の犬といえばこの犬種と思われているほどです。

外貌としては、「地低く、力強く、たくましい体つき。機敏で、活動的」、「小さな体は、充実した体躯構成とスタミナを備えている」。性格的には「習性・性格は大胆で、働き者、外向的で、友好的で、神経質であったり、攻撃的ではない」とあります。その後のこうちゃんの生活ぶりを振り返ると、まさにこれらの特徴そのままでした。

朝夕の散歩は、最低でも1時間、長い時は2時間平気で歩き回りました。体躯は小さくてもその強靭なスタミナは人間が負けてしまうほどタフでした。一旦、ボールやフリスビー遊び、さらにはアジリティなどで運動するとそのすばしっこさは他のワンちゃんたちとは比べ物にならないほど秀でていました。ただの親バカ自慢ではなく本当にそうだったのです。

外交的で友好的な性格も、初めてのワンちゃんに会った時に発揮されていました。攻撃的にならないように、いい子でいて好かれるようにと、警察犬訓練士の方に特別なしつけもやっていただきましたが、元々友好的な性格を持ち合わせていたのです。他のワンちゃんに対して吠えるのは、吠えられた時だけでした。つまり正当防衛の行為でなのです。

西  敏

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