2021-02-28 / 最終更新日時 : 2021-02-16 Tony 佐藤春夫 館長のつぶやき~佐藤春夫の少年時代(6) ・父親の系譜―「懸泉堂(けんせんどう)」(2) 豊太郎の父鏡村(有伯、又百、諱(いみな)は惟貞)は、「緘口勿言天下事 放懷且讀古人書」という詞を座右の銘にしていたと言います。「文久元年、学成りて郷に帰り未だ年久しからざる […]
2021-02-25 / 最終更新日時 : 2024-04-11 Tony 佐藤春夫 館長のつぶやき~佐藤春夫の少年時代(5) ・父親の系譜―「懸泉堂(けんせんどう)」(1) 春夫の父豊太郎が書いた「懐旧」という作品は、「蕙雨山房主人稿」と表題に記され、春夫の手によって2度刊行されています。最初は昭和8年、豊太郎の古稀の賀に際してのもので、活版で […]
2021-02-22 / 最終更新日時 : 2024-04-12 Tony 佐藤春夫 館長のつぶやき~佐藤春夫の少年時代(4) ・春夫の誕生(4) 春夫が幼年時代を回想した「わが生ひ立ち」と題した文はふたつあります。大正8年7月8月、大阪朝日夕刊に連載されたもので「幾つかの小品から成り立つ幼年小説」と副題が付されたものと、大正13年8~10月の「 […]
2021-02-19 / 最終更新日時 : 2021-02-16 Tony 佐藤春夫 館長のつぶやき~佐藤春夫の少年時代(3) ・春夫の誕生(3) 春夫の回想文などには、「火事で焼け出されて」熊野病院に転居を余儀なくされたという記述がほとんどないところから、すでに熊野病院内に転宅してから、生家が焼失したことになります。「五つまで住んでゐたその家は […]
2021-02-16 / 最終更新日時 : 2024-04-12 Tony 佐藤春夫 館長のつぶやき~佐藤春夫の少年時代(2) ・春夫の誕生(2) 明治22年の大洪水は、十津川水系の山塊が大きく崩壊、本宮神社が流され、奈良県十津川村も大被害を被って、多くの住民が北海道移住を余儀なくされた大惨事でした。未開の地であった北海道での開拓の労苦で「新十津 […]
2021-02-13 / 最終更新日時 : 2021-02-13 Tony 佐藤春夫 館長のつぶやき~佐藤春夫の少年時代(1) この度、佐藤春夫記念館館長・辻本先生の「館長のつぶやき」を熊エプに転載させていただくことになりました。普段から記念館ホームページをご覧の方にはお馴染みの記事ですが、そうでない方や見逃した方のためにここで、紹介させていただ […]
2020-12-28 / 最終更新日時 : 2023-03-08 Nishi 佐藤春夫 佐藤春夫(3)春夫と太宰治 毎年6月19日、東京都三鷹市の禅林寺で桜桃忌があり、早朝から作家・太宰治を偲ぶファンが大勢詰めかけ墓前に花や酒、サクランボなどが供えられる。「桜桃忌」は通夜の席で、生前太宰と親交のあった人達によって相談され、故人を偲ぶ宴 […]
2020-05-29 / 最終更新日時 : 2020-05-29 Nishi 佐藤春夫 佐藤春夫(2)「わんぱく時代」 前回、帰省した時に姉から一冊の文庫本をもらった。ふるさと新宮市が誇る初代名誉市民の文豪・佐藤春夫著「わんぱく時代」だ。姉は、以前から地元の文化活動などに参加しており、佐藤春夫関連の講習会や勉強会などにはいつも参加している […]
2020-05-22 / 最終更新日時 : 2020-05-22 Nishi 佐藤春夫 佐藤春夫(1)望郷詩人 佐藤春夫は、大正時代に新進作家としてデビューして以来、詩、小説、評論、随筆など多くの作品を著し、小説「田園の憂鬱」、詩「殉情詩集」で文壇での地位を確立した。芸術院会員となり、わが国の近代文学界で大きな足跡を残した結果、文 […]
2017-06-02 / 最終更新日時 : 2017-06-02 Tony 佐藤春夫 「亡友谷中安規」~佐藤春夫の追悼 (略)谷中安規ははじめ朝鮮の親もとから脱出して来て長谷川巳之吉氏の第一書房の発送係か何かに住み込んでゐた二十ばかりのころ、友人堀口大学のところで初めて出あった後、僕が彼の画才と赤貧に処して卑俗でないその生活態度とを愛して […]
2017-05-08 / 最終更新日時 : 2017-05-08 Tony 佐藤春夫 谷中安規「画人としての半生」 旬日ならずして、風の如く、当時、新築の佐藤春夫氏方にまかりいでぬ。君のくるのを待ってゐたと申されき、「苦楽」と云ふ雑誌に支那小説をかくが挿絵をかきては如何に、約一年程、連続す、さすれば君の生活も助からう、われ未熟乍ら人の […]
2017-05-06 / 最終更新日時 : 2017-05-06 Tony 佐藤春夫 谷中安規 内田百閒に「風船画伯」と呼ばれた流浪の版画家谷中安規は、1897(明治30)年奈良県磯城郡(現・桜井市)、昔から観音信仰で有名な長谷寺近くの参道の商家で生まれています。母を6歳で亡くし、1904(明治37)年頃、父の仕事 […]
2017-05-05 / 最終更新日時 : 2017-05-05 Tony 佐藤春夫 「絵本 FOU」 美術的な才能にも恵まれていた佐藤春夫は、ほんの装丁、本造りにもなみなみならぬ関心を抱いていた作家でした。主人公の画家マキ・イシノのフランス・パリでの暮らしぶりをややメルヘンチックに描いた作品が『FOU 一名「おれもさう思 […]
2016-05-25 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 中上健次 国立台湾文学館で佐藤春夫がテーマに 6月4日~5日、国立台湾文学館に於いて、台日「文学興歌謡」国際学術研討会(文学と歌謡国際シンポジュウム)が開催され、その国際シンポジュウムに佐藤春夫記念会が共催に名を連ねることになりました。 今、台湾では佐藤春夫の作品へ […]
2016-05-24 / 最終更新日時 : 2016-05-24 Tony 佐藤春夫 佐藤春夫略年譜 佐藤春夫略年譜 1892(明治25) 和歌山県新宮市船町に生まれる 1897(明治30) 新宮市登坂(熊野病院)に移転 1904(明治37) 和歌山県立新宮中学校に入学 1909(明治42) 与謝野寛が来熊。その影響を受 […]
2016-05-22 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 佐藤春夫 佐藤春夫専用サイト設置のお知らせ これまで、新宮ネットでは、新宮の文化・歴史を紹介する際に、代表者として佐藤春夫を取り上げてきましたが、この度、スピンアウトさせて、「佐藤春夫」専用のサイトを制作しました。 今後は、佐藤春雄に関する情報はすべてこのサイトで […]
2016-05-21 / 最終更新日時 : 2021-01-05 Tony 佐藤春夫 佐藤春夫の著作 佐藤春夫の著作は多様多彩で、詩歌(創作・翻訳)、小説、紀行文、戯曲、評伝、自伝、研究、随筆、評論、童話、民話取材のもの、外国児童文学翻訳・翻案などあらゆるジャンルにわたっています。 昭和39年 5月 6日、自宅でラジオ録 […]
2016-05-18 / 最終更新日時 : 2023-07-31 Tony 佐藤春夫 佐藤春夫~懸泉堂・筆塚・生育の地・生誕の地 佐藤春夫については、新宮ネット「文学史散歩」筆塚・佐藤春夫記念館・生育の家跡・生誕の地に詳しく説明されていますが、今回は那智勝浦町下里にある 春夫の実家「懸泉堂」のことと、「文学歴史散歩」筆塚、生育の地、生誕の地を写真で […]